Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ふうりゅうたいへいき

風流太平記

山本 周五郎

Lesen Sie 風流太平記 (ふうりゅうたいへいき) von 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 244.473 Zeichen · 487 Bildschirme

Aozora Bunko

「わかりました」

「今われわれにとっての第一義は朱雀だ、私情に関することはすべて第二第三だ、不可抗力ではあるが休之助はすでに妻と義理の父を死なせているぞ」

「しかし、つなさんはまだ生きているかもしれないでしょう」

「かれらがもしあの娘を誘拐したとすれば」

と徹之助が冷やかに云った。

「それはつなそのものが必要なのではなく、つなを囮にしてわれわれをおびき寄せるためだ、――つなは大丈夫だ、あれはなにも知らないし、かれらも無用に人を殺すほど狂人ではあるまい、まあおちつけ、万三郎」

こう云っているところへ、八人の侍たちがやって来た。

かれらは若いので二十歳ぐらい、いちばん年長者で四十歳ぐらいだろう。もう中谷兵馬から聞いていたとみえて、入って来るなりみんな万三郎に会釈をした。

「村野と梶原がみえないな」

「二人はまだ帰りません」

と中谷が答えた。徹之助は頷いて、それからその十人を紹介した。

小出辰弥  井伊家の臣

牧田数馬  大久保家の臣

村野伊平  二の丸大目付与力

林市郎兵衛 小普請組

斧田又平  同

沢野雄之助 同

太田嘉助  八丁堀与力の二男

梶原大九郎 町奉行与力

添島公之進 同