Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ふうりゅうたいへいき

風流太平記

山本 周五郎

Lesen Sie 風流太平記 (ふうりゅうたいへいき) von 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 244.473 Zeichen · 487 Bildschirme

Aozora Bunko

彼は殆んど偶然に助けられて、幾つかの断片から、この重大な陰謀の存在を発見した。そうしてそのために、まず自分の妻と妻の父親とを犠牲に取られたのである。

また兄を渦中にまきこみ、弟をもまきこんでしまった。しかし、彼は決して後悔してはいなかった。

――火中に死んだ妻や義父には済まない、二人を犠牲にしたことは取返しがつかないけれども、それがあったために、この陰謀が実在するという証明がついた。

まさしく、それは彼にとって骨に徹する証明であった。

――こちらが探索を始めたと気づいて、敵は兄を捕えようとし、(現に兄の家族は捕えられている)また自分と自分の家族を暗殺しようとした、それは陰謀の発覚を恐れたからだ。

けれどもいま、休之助が疲れきってみえるのは、これらの犠牲のためではなかった。

彼は一つの事実をつきとめた。

このところずっと、彼は大久保加賀守の屋敷に隠れている。そこは紀州家の浜屋敷に接していた。休之助は連日連夜、そこから、浜屋敷の海手の動静を監視していた。――大久保家は井伊家がそうであるように、徳川氏譜代の名門であり、この探索には(極秘で)できるだけの庇護を与えてくれた。