Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ふうりゅうたいへいき
風流太平記
山本 周五郎
Lisez 風流太平記 (ふうりゅうたいへいき) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 244 473 caractères · 487 écrans
「いんや云わねえです」
「一昨日、この二人をみつけたのはそのほうではないか」
「それはおらですが、この小屋をみつけてから云おうと思っていたです」
「なぜ云わなかった」
「だって一昨日はただお二人を見かけただけだし、観音谷を探索に来ただか、加波山神社へ参詣に来ただかわからねえし、それに、早まって饒舌って、ひとに手柄を取られちゃいけねえと思ったもんだで」
休之助は振返った。
人の足音がしたと思ったら、斧田又平が帰ったのである。彼は山薯掘りといった恰好で、また事実、背負い籠の中に三本ばかり、山薯を掘って持っていたが、それを鋤といっしょに土間へおろすと、(曲者の姿が見えなかったのだろう)休之助のほうへ来ながら昂奮した声で云った。
「荷駄が来るようです、結城からいましがた馬が来まして」
「斧田さん、――」
と万三郎が遮って、曲者のほうを指さした。又平は眼をみはって、口をつぐんだ。
「いや構わない」
休之助が云った。
「結城からどうしたって」
「あの晩の女が、――」
と又平は云った。
「かよというんですか、あの女が五人の侍たちと馬で来て、弁天谷へ登ってゆくのを見たんです」
「かよが来たって」