Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ふうりゅうたいへいき

風流太平記

山本 周五郎

Lisez 風流太平記 (ふうりゅうたいへいき) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 244 473 caractères · 487 écrans

Aozora Bunko

六

ちょうど十一日の夕方で、そのとき松吉に升屋から座敷が掛って来たので、着替えを持って迎えにゆくところだった。升屋といえば、たいてい岡さまに定っている。そして、万三郎もそのとき升屋へいったのであろう。

――これはきっと岡さまに関係がある。

こう気がついて、やはり姐さんに手紙を見せなくってよかったと思った。

「とにかく兄上さまたちにおみせしましょう、いっしょにいらっしゃい」

六

徹之助が初めに手紙を読み、次いで休之助からつなにと渡された。

文字がかすれているので、ところどころ判読に苦しんだが、――覆面の武士と対談するなり、すぐに偽者だということを看破され、一人に手傷を負わせたが、ついに捕えられた、ということを、簡単に記したあと、

――自分はいま石倉の中に押籠められているが、見廻りに来る番士たちの話から察すると、かれらは近く事を起こすらしい、それには左の理由がある。

一、紀州田辺の貯蔵所が、加波山と前後して焼払われたこと。

二、老中の圧迫がしだいに強くなり、このままでは自滅するおそれのあること。

三、甲府で早急に挙兵し、その動揺に乗じて諸侯を抱き込む策を立てたらしいこと。