Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ふうりゅうたいへいき

風流太平記

山本 周五郎

Lisez 風流太平記 (ふうりゅうたいへいき) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 244 473 caractères · 487 écrans

Aozora Bunko

飛報

一

彼はそう決心したのであった。

うす汚ない拾い屋と、華奢な姿の町娘と、それを護るような三人の侍と。この奇妙な五人伴れは、伊達家の中屋敷をまわって、御成り道のほうへと歩いていった。

だが五人は気がつかない。

かれら五人はなにも気がつかないが、かれらのあとを跟けて来る者があった。それは金杉の半次とちい公である、二人はずっとまえから――万三郎が権あにいたちと喧嘩をしているときから、彼が万三郎だということを認め、それから極めて用心ぶかく、ずっとあとを跟けて来たのであった。

「いいか、どこへ伴れ込むか見届けたら、おれはお屋敷へ知らせにゆくからな」

と半次はおちづに囁いた。

「おれが戻って来るまで、おめえそこで見張っているんだぞ、わかったなちい公」

おちづはしんけんな眼つきで頷いた。

飛報

一

深川はまぐり町の、井伊家の下屋敷では、情勢がやや動きだしていた。

そこには休之助が来ていた。

休之助はいかにも万三郎によく似ている。年は二つ上の二十七歳になるが、躯つきも、顔だちも、ことに眉から額のあたりがじつによく似ていた。

彼はいま疲れきったようにみえる。

彼はこの大きな事件の摘発者であった。