Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ふうりゅうたいへいき
風流太平記
山本 周五郎
Lisez 風流太平記 (ふうりゅうたいへいき) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 244 473 caractères · 487 écrans
六
「知っています」
「飛魚という突の秘手で名高かったでしょう」
「和幸のときも見ましたよ」
「ああ、そうでしたね」
慥かに、和幸でかよに捉まったとき、半兵衛が護衛に付いていた。それで兵馬は、かよに当て身をくれて万三郎を救い出すという、手段に出たのであった。
「石黒半兵衛がどうしたんです」
「今夜のことはお聞きですね」
「あらまし聞きました」
「升屋で敵に取巻かれたとき、覆面の剣士が助太刀に現われたんです、それがずばぬけた使い手で、たちまち敵を圧倒したんですが、なに者だか全然わからない、――それがいまわかったんです」
「するとその剣士が」
「まちがいなく、石黒半兵衛だということです」
「しかし、それは、――」
兵馬は疑わしげに云った。
「彼はしかし敵がわの人間でしょう」
「理由があるんです」
と万三郎は説明した。
半兵衛がかよと共に加波山へ現われたこと、渡辺蔵人とかよを争い、焼打ちの夜に、万三郎と刃を合わせたこと。そうして、万三郎が斬ることのできるのに斬らず、(休之助にどなられながら)江戸へ出て更生するようにと、意見をして別れたことなど、手短かに話をした。
「――なるほど、いかにも三郎さんらしい」