Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ふうりゅうたいへいき
風流太平記
山本 周五郎
Lisez 風流太平記 (ふうりゅうたいへいき) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 244 473 caractères · 487 écrans
「どうぞ続けて下さいまし」
「ええ続けます、もちろん」
彼の顔が汗ばんできた。
「その、いや、長崎は問題じゃないんです、休さんから手紙で、いや、もっと話を端折りましょう、私は云ったんですよ、そんなことはないですって、私は、私たちはもう」
「なにを仰しゃっているんです、わたくしには仰しゃることがまるでわかりませんわ」
「そうでしょうか、――」
万三郎は溜息をついた。
これは口に出して云えることじゃない、本当はかよよりもつなが好きだ、その証拠をみせるためにしたことだなんて。
そんな話を、いくら万三郎が単純な人間にもせよ、男の口から云えることではなかった。
二
「それでおしまいですの」
つなは皮肉に云った。
「いやそうじゃない、話はこれからなんですよ、しかし、どうも考えてみるのに、これは私の口からは云えそうもないんです」
「つまり弁解はできないと仰しゃるんですわね」
「弁解じゃない、真実を云いたいんです、しかし、――」
「わたくし無理にお聞きしたくはございませんわ」
つなは冷やかに微笑した。
「あなたのお話がどうあろうと、わたくしの眼で見たことに変りはないと思います、どんなに条理の立った弁明より、わたくしは自分の眼で見た事実のほうを信じますわ」