Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ふうりゅうたいへいき

風流太平記

山本 周五郎

Lisez 風流太平記 (ふうりゅうたいへいき) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 244 473 caractères · 487 écrans

Aozora Bunko

おそらくつなの行方を探りに出るのだろう、固く禁じたのにしようのないやつだと思ったが、小言も云いかねるので知らぬ顔をしていたのである。

――もしかすると万三郎の使いではないか。

徹之助はふとそう思った。

――つなのいどころがわかったので、中谷に助力を求めて来たのではないか。

こう考えて斧田を見た。

「呼びに来たのは誰だ」

「はあ、いえ私は、――」

「隠すことはない、誰だ」

斧田又平は知っていた。中谷に口止めをされたのだが、そう問いつめられると、云わないわけにはいかなかった。

「半次というあの少年です」

徹之助は顔をしかめた。

中谷がそんなふうに、無断で勝手な行動をとるなどということは、従来なかった。それを敢えてしたのは、内密で外出していた万三郎に関係したことだからであろう。

――いったい万三郎はなんのために彼を呼び出したのか。

むろん二人を待つわけにはいかなかった。

「ちょっと重要な相談があるので集まってもらった」

と徹之助は坐り直した。

八人の者はしまいまで黙って聞いた。初めて朱雀事件の手掛りとみるべきものを掴んだ、ということが、かれらにもすぐ理解された。