Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
露宿の危険
漸く火が出来てぐるりに壁形に積んであるヤクの糞に火が付きましてから水汲みに出掛けるので、チベットの鍋をもって水汲みに川へ出掛けたです。で、その鍋に水を汲んで来てそれから湯を沸かす。湯は高い山の上で空気の圧力が弱いから奇態にじきに沸く。沸騰すると茶を手で揉み砕いて入れます。それから茶を煮る時には天然のソーダを入れます(チベット山中にあるソーダ)。どうしても二時間位煮ないと茶がよい色になって来ないです。よく煮ないとチベット人の言いますには毒だと申しますからよく煮るのです。そうしてよく出来上りました茶〔湯〕の中にバタと塩とを入れてそれから実は摩擦すればよいのですが、そんな器械はございませんからその儘指で掻き廻してそれを飲むのです。茶はシナの番茶の固まったのです。それを鍋に一杯の水を入れて煮るです。鍋はおよそ一升入り、その代り昼後は飯は一切喰わない。
露宿の危険 さて自分が集め得られただけのヤクの糞および野馬の糞を、一旦湯を沸して真赤な火になって居る上へ一面に継ぎ足してそうしてその上へ砂を打掛けて埋め火にしてしまうです。もちろん夜通しカンカン火を焚いて居ると大変都合のよい事がある。