Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
登山の稽古
そこで私はいうた。「いやどうも無着の仏法を論じながらそんなに執着するというのは困ったものじゃないか」というと博士はその一言の尖先に打たれて捉えて居る手を放し歯を喰い縛って怒って居られた。暫くするともう顔を見るのも厭だというてほとんど人事を弁えて居らんような有様である。こりゃ大方モンゴリヤ人普通の癖かと思われる。実にモンゴリヤに居る人たちは大抵こういう人たちが多い。皆そうとは言えんが私の出遇うたモンゴリヤ人には怒り易い人が多くって閉口しました。また怒るということは馬鹿の性癖であると悟りまして私はその後辱めに逢うても忍ぶという心を養成した訳でございます。こういう風で毎日六時間ずつ勉強して居りました。その間下調べといったらどうしても七時間掛からなければ終らんです。あるいは八時間九時間になることもある。そうすると日に十二時間あるいは十五時間位勉強する。その外に御膳を一度喰い茶を飲んでそうして散歩に出掛ける。
登山の稽古 日曜日は全くの休みで山の中へ指して散歩に出掛ける。その時は山をどしどし駆け登る稽古をやりました。この一週間に一度の大運動、これは私がこれから雪山の道のない所を踰えて行く下拵えをして置くのでそうして修練しませんければ、私は高い山に登って空気の稀薄な所に至って重い荷物を背負って行く事が到底出来ないという