Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
第百三回 婦人と産児
婦人の業務
そのほかに糸を拵える方法はチベットには全くないです。
第百三回 婦人と産児
婦人の業務 地方の婦人は耕作にも出れば牧畜もやるのです。第一婦女子は乳を煮てバタや何かを製します。その製し方は、煮た乳をよい頃に冷ますとその上にクリームが出来る。そのクリームを取除けてしまってその中へ酸乳を入れて蓋をして一日も寝かして(温かに保つの意)置くとショー(酸乳)即ち固まった豆腐のようなものになってしまう。その酸乳を長い桶の内に入れその上へ少しばかり微温湯を入れて、そうして棒の先に円い蓋の付いたもので上げたり下げたりして充分摩擦すると、だんだんバタとタラー(バタを取った後の実ある乳なり)とが分かれて行く。その分れ加減にしたがって微温湯を加えなお二時間ばかりも摩擦しているとそのうちにすっかりバタとタラーとが分解されて、バタはバタでこちらへ取収めることが出来る。
ところで跡に残っているそのタラーをよく煮ると今度は酸い水とその実とが二つに分かれてしまう。その実というのはちょうど豆腐を漉したようなものでチベット語でチューラというおから(豆腐滓)よりはまだ柔かく全く豆腐の砕けたようなもので非常にうまい。