Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
奇異な鳥
第三十六回 天然の曼荼羅廻り(一)
荘厳なる山寺
糞を喰う餓鬼
その摩尼檀はちょうど汽車の列車が繋がって居るような風に見えて居る。もっともこれはこの辺にあるばかりでなく、ヒマラヤ山中にも沢山あるのです。ことにヒマラヤ山には
奇異な鳥 が居って全く汽笛の声とちっとも違わぬ声を出すです。列車のごとき摩尼檀を見て不意とその鳥を思い出して――この辺に汽笛鳥は居らんですけれど――あたかも文明国の土地に出たかのような感じが生じました。
第三十六回 天然の曼荼羅廻り(一)
荘厳なる山寺 真実文明国の土地に来たような心地がして向うの方を見ますと、本堂もあれば僧舎もあり、それからなにか石の塔のようなものも沢山あって随分立派に見えて居る。チベットの高原地で石を集めて家を建てるということは非常に困難な事でかつ大金を要する事であるけれども、ここはプレタプリー(餓鬼の街)といって、昔パンデン・アチーシャがインドから真実仏教の面目を伝えてこの国に来られた時、この地に来てプレタプリー即ち餓鬼の街という名を付けられたです。こりゃどうも余程面白い名ですが、一体チベット人は
糞を喰う餓鬼 とも謂うべきもので、まあ私の見た人種、私の聞いておる人種の中ではあれくらい汚穢な人間はないと思うです。