Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
休み田地
六里にしてある村の端れに宿ったです。で、この驢馬の運送屋はやはり村の中へは泊らない。畑の中へ指して行きましてそこへ驢馬の荷物をすっかり卸して其荷を三方に積み立てて囲いを造り、その中へ人が入って例のごとく石を三つ集め鍋を掛けてその辺から拾い集めたヤクの糞をもって火を燃すという趣向です。今まで私の一緒に来た商隊よりは余程劣って居るのです。
十二月一日川に沿うて降りかつ登ること四里、そこで川を離れ東の山中に登ること四里にして非常に険しい赤い岩の下に着いた。いわゆる赤壁巌でこれをチベットではランラと称して居る。そこにまた露宿してその翌日石壁の間の二里の急坂を踰えて山の原を行くこと二里、カンチャンという大きな寺がある。その寺の南の野原に宿りましたがその辺は皆畑なんです。ところが運送業者はその畑の中をどこでも横行して行くです。こんな事をしたらばその畑の主が喧しく叱言を言いはすまいかと言って尋ねますとなあに決して叱言など言いはしない。
休み田地 だからという。休み田地というのはどういう意味かといって尋ねますと、一年麦を作ると一年休ませて何にも作らないのだそうです。