Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
薬師様か耆婆
を感詞のごとくに話の切れ目に投げ入れても、それで確実に信用することが出来ない場合も沢山ありますが、しかしいよいよ釈迦堂を指すとかあるいはお経を頭に戴くとかしてこの誓言を発して事が決定した場合に、それを破るのは親を殺すよりも大罪として居ります。
大抵普通の場合に用いる誓いの詞は自分の話を確かめるために感詞のごとくに詞の間に入れますので、婦女子の話には大変誓詞を沢山用います。チベットにおける誓詞の数は私の知って居るだけでも四十五種もございますが、くだくだしいから略します。次に主人は私のただ今の住所を尋ねたから私は今はセラに居るといったところが、主人は少し考えて居りましたが、「それじゃあなたはこの頃大変名高い法王の御殿に出入するセライ・アムチー(セラの医者という意味にて著者の通称なり。ただし本名はセーラブ・ギャムツォすなわち慧海という)というのはあなたの事じゃございませんか。」「そうだ」といいましたところが非常に驚いて「どうもこの頃は世間ではあなたを
薬師様か耆婆 のようにいって居ります。私共も身体が弱いから酷い病気でも起らないかどうか、一遍お逢い申して見て戴きたいと思うて居った矢先でございました」