Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
産児の命名式
余程教育ある婦人でも後家を立て通すというような美しい意気をもって世を過すという婦女子はチベットにはほとんどないです。これでチベット婦人はどんな者かというごく大体は分りましたろうが、さてこの婦人が結婚の礼式は先に説明した通りですから、今度はこの婦人が子供を産んだ時の取扱いについて少し説明をしたいです。
産児の命名式 チベットでは男の子が出来れば誕生の礼式を挙げますけれども、女の子の生れた時分にはその礼式を行うということはまあ稀です。その礼式も地方によって少しずつ違いがありますけれども、大抵男子の生れた時分には三日経って命名式を行う。最も奇な事はその子が生れたからといって、決して洗いもしなければ拭きもしない。母の胎内から出て来た儘で少し汚れ物をほかへ取って置くだけの話。もっとも産婆というような者もありません。もちろん生れてから日に二度位ずつは身体の各部ことに頭へ余計バタを塗り付ける。それがバタで沐浴するというてもよい位です。
「出産命名洗礼式」のキャプション付きの図
出産命名洗礼式
で三日目の命名式の日になるとまず灌頂式を行います。それはある僧が秘密の法によって加持したところの浄水中に、欝金香の花を入れた純粋の黄色な水をその頭に注いで、仏名を唱え礼拝して居ります中におもなる僧侶がその子供に名を命けるのです。