Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
第百六回 舞踏
緑林の園遊
第百六回 舞踏
緑林の園遊 まず園遊で林の木の下の毛氈を敷いたような青草の上へ花段通を敷き、その上へいろいろの御馳走を列べ、それを喰いつつ酒を飲みあるいは謡いあるいは舞う。で舞踏をやる時分には其舞に和して謡いますので、チベット婦人および男子はその舞踏程面白いものがないように思って居るらしい。大抵この舞踏を嫌う人はチベットにはほとんどない位です。もっとも辺鄙の地に行きますと舞踏はなかなかむつかしいので、それを学ぶことが出来ないからといってようやらない所もありますが、たとい自分がやれなくても見ることだけは大いに好んで居るです。
随分我々から見るとそんなに趣味のあるようには思われませんけれども、面白いという点には確かに賛成が出来る。まあ面白笑止しく歌を謡い踊を跳りあるいは酒を飲み、常に得難い美食をするのが既に無上の楽しみなんで、その上に一層の楽しみを添えるのはこの辺の景色、あるいはキーチュ川から野辺へ引かれてある誠に清らかな小川の辺に、子供が遊び戯れて居る。その子供と同じように大きな者までが、うろつき廻って遊んで居る有様は真に無邪気で、見るからがいかにも楽しそうに見えるです。