Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
祝聖の儀式
で釈迦牟尼如来に供養の燈明を上げる時には、その燈明台を借る代として二タンガー納めなければならん。で私は自分の舎にあってまず釈迦牟尼如来の掛物を掛け、その前に釈迦牟尼如来の仏舎利を納めてある舎利塔を置き、大きな銀の燈明台を三つ列べてバタの燈明を上げ、その他沢山な供養物を供え仏名を唱えて礼拝を致し、もはや十二時過ぐると思う頃から法華経を唱え始めたです。で午前四時に至って
祝聖の儀式 を挙げました。祝聖の儀式というのは神聖なる明治天皇陛下万歳万々歳、皇后陛下の万歳万々歳並びに皇太子殿下の万歳万々歳を祝願し、ついで日本国家の威力が旭日の輝くごとく万国に光被せんことを祝願するので実にめでたい願文である。厳粛にその式を行いその願文を読み立てて後に自分一人で感じました事は、チベットのラサ府において神国の天皇陛下、皇后陛下並びに皇太子殿下の万歳万々歳を祝願したのは、大日本帝国肇まってこのかたほとんど三千年を経ましたけれども今始めてかと思いますと何となく有難き感に打たれて、われ知らず涙が溢れました。
高原におとす涙は日の本の
天が下なる草の露かも
で残りの法華経を読みながら窓から外を見ますと初日が東の雪峰の間から昇りかけたです。