Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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チベットりょこうき

チベット旅行記

河口 慧海

Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme

Aozora Bunko

僧侶の生活

僧侶の生活はいろいろの階級になって居りますけれども、大別して三つに分つことが出来ます。上等僧侶の生活と普通と下等の三種であります。普通僧侶の生活ですと月に一人について衣食の入費が七円位のもので、住居はもちろんその自分の属して居る寺から備えられて居るのでございますから、それに対する金はいらない。しかしあるカムツァンなどはそのカムツァンに借金がございますので、僧侶に対して室の代価を僅かずつ徴収するです。それから一つのカムツァンへ多くの僧侶が参りますと、もちろんその中へ入れることが出来ない。

その時にはその入り切れない僧侶自らが外のカムツァンへ行って約束して、そのカムツァンの室を借りて住み込まねばならん。それにはやはり月に一円かかるもあり、いいのになると三円位のもある。ごく悪いので二十五銭位である。衣服は普通の羊毛布でこしらえた袈裟とシャンタブ(下纒衣〔穿抜腰衣〕)と正規の僧帽と中等の履を用いて居る。それでも一通りそろえますと二十円位かかります。食物は朝はバタ茶に麦焦し、それも大本堂へ行けばお茶は毎朝大椀に三杯ずつ貰うことが出来るですけれども、大抵財産のある普通の僧侶は朝々自分の室で茶を拵えて飲む、昼少し過ぎにまた同じくバタ茶で麦焦しを喰いますが、その時には肉を喰います。