Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

チベットりょこうき

チベット旅行記

河口 慧海

Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme

Aozora Bunko

旧知に邂逅す

子供というものは実に罪のないもので、師匠に叱られる事のない場合には、こういう風に面白く我を忘れて遊んで居るのがなかなか愉快なんでございましょう。私はその様を見て一首を口吟みました。

白雪をなげつゝ童ゆきあひて

雪白妙にゆきつとけつゝ

旧知に邂逅す で立って見て居りますと後の方から大の男が一人やって来ました。その男が私の乗馬して居る下から覗き込んでジーッと眺めて居る。何を眺めて居るのか知らんと思ってその男の顔を振り向いて見ますと、その男は紛いもなく西北原でマナサルワ湖の辺を共に巡礼して居りましたかの兄弟三人の中の一番の弟で、私の横面を撲り飛ばして倒した男なんです。その男は私がいかにも以前のごとき詰らない巡礼でなく、堂々たる貴族の風をして馬に乗って居るのを見て、大いに怖れたかのように私の視線をそらして向うに進もうとしました。

そこで私は呼び止めて「お前は私を忘れたか。」「なあに忘れはしない。」「それじゃあ俺の所に一緒に来るが好い。お前はどこに行くか。」「セラに行く。」「それじゃ私の寺へ行くのだから一緒に来い」といって自分の舎へ連れて来ました。小僧に吩付けて出来るだけのご馳走を拵えさせてその男に喰わせ、その上家苞物などを拵えて、「先年はいろいろ厄介になってありがたい」