Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
損害賠償の保証
そこでそのカタを見ただけで、讃説者はうやうやしく構えて「この門は宝蔵の入口にして金の柱に銀の扉あるいは門の内には七宝自然の宝堂、玉殿あり、其殿に在する方々は神か菩薩のごとき真善美を備え給うなり。かかる美しき門に入るは実に無上の幸いと喜びの基を成すの始めなり」というような事を多く述べるのです。その讃辞を述べ終りますとギイーとその門が開かれるのです。ここでちょっと述べて置かなければならん事がある。時としてその花嫁が花聟の所に出て来る中途である村落を通って来ると、その村落の人のために花嫁を奪われる事がある。その奪う村の人の口実として言いますには「あの女は自分の故郷の守護神なしに出て来たから多くの悪魔や疫癘が付き添うて来た。そうしてこの我々の村の中へ入ったから我らの村落に損害を与え本年の収穫に大害を与えるに違いない。だからこの花嫁を
損害賠償の保証 として奪わなくちゃあならん」といって引っ捉まえるです。で、なかなか渡さない。すると花嫁の随行者はその要償金の幾許を与えて、まず安全の通過を希いここに始めて通過し得らるるのです。もちろんこれは都会には行われて居りません。