Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

チベットりょこうき

チベット旅行記

河口 慧海

Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme

Aozora Bunko

深山老婆の親切

ところが果たして喰い付かないで、テントの中の人に声を掛けると老婆が一人出て来られて私の姿を見て、ああこりゃ巡礼の方だわいとこういいました。

深山老婆の親切 別に疑って居るような様子も見えない。で私はラサの方から参ったものでこれからカン・リンボチェへ参詣する者ですが、戸外へ寝るのも非常に寒くて困難ですからどうか一夜の宿りを願いたいと言ったところが、案外快くそんならばまずこちらにお入りなさい、大層大きな荷物で重うござりましょうというような話でじきに家裡に通してくれたです。一体この辺はあなた方のお越しになる所ではないがどうしてこんな所にお越しになったかという。いや実はゲロン・リンボチェ(僧侶)の許へ尋ねて参ろうと思って図らず道を失ってこういう所に参りました、ああそうですかというような話で早速沸してある茶などをくれました。その茶も日本のような茶でなくってバタも入って居れば塩も入って居る、ちょうど実のない吸物のようなものです。よい具合に味が付いて居てなかなかうまい。と言ったところで我々日本人には始めの中は鼻先へ持って来られるような物じゃない。嫌な匂いがして飲むことが出来ないけれども久しく辛抱して用いて居ると遂には好い味になって来るです。