Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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チベットりょこうき

チベット旅行記

河口 慧海

Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme

Aozora Bunko

第九十回 不潔の都

ヤクの角の塀

その廻り方にもいろいろありまして、ただ歩いてずっと廻るのもあれば一足一礼で廻るのもあり、また三足に一礼して廻って行くのもある。

私と前大蔵大臣と供の者一人と三人連でぶらぶらとその廻道を廻りに出掛けて行きましたが、楽しみ半分に話をして廻って行きますので、大臣は誠にそろそろと歩まれて居るけれども私は余程急いで歩まないとどうしても平均が取れない。その筈です。大臣は非常に大きいから私が一足半歩まなくちゃあ大臣の一足に足らないのです。大臣はゆるゆる話して行かれるけれども私は余程急がなくちゃあならんからなかなか辛いです。

第九十回 不潔の都

ヤクの角の塀 その道筋の脇でちょうどラサ府の東に当って居る方に奇態な高塀がある。その高塀はヤクの角を積み立てて拵えてあるのですが、その角の数は幾百万本とも知れない実に沢山なもので、塀の長さは一町ばかりある所もあればまた半町余りあるのもある。また二町ばかりの所もある。ですからその角の数は何千万本とも知れないです。その角の塀で囲われて居る中にヤクを殺す所があって、そこで屠り殺したヤクの角でこの塀を拵えてある。私はこの塀を見て実に喫驚した。