Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
法林道場の問答
で最も論理的思想に富んで居るのは学者の中には多いですが、普通人民はやはりそういう教育を受けないから実に蒙昧なものでございます。で、この問答が行われて居る場所もまた実によい。チベットは元来樹のないところであるが、そこにはよい樹が植わって居る。それは楡、柳、胡桃、桃、檜その他日本に見られない樹の種類の大木がある。それからその下に美しい銀砂が厚く敷いてある。そうしてそこで一問答が終りますと
法林道場の問答 今度は法林道場というやはり麗わしい樹の繁った花も咲いて居るところの道場へみな寄り集まるんです。そこにも同じく銀砂が敷いてあるです。その周囲は五、六尺高さの石塀で、入口の門はシナ風の優美なる門です。その中へみな集まってお経を読む。で、お経を読み終るとまた問答が始まりますので、その時には上の級の人も下の級の人も混雑になって問答をやる。思い思いに教科書にない事やら世間門の事やら種々の問答をやります。その問答がまた余程人智開発に与って力がある。で戸外で問答をやって居る時は、一つの級に五十人あろうが百人あろうが、まず問者一人に答者一人でほかの者はそれを見聞して居るというだけ、もちろん折には問者も変りまた答者も変るですが、それは一組ぎりです。