Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
第四十七回 公道を進む
死後の供養
ですからそのまま打っちゃって置けば無論自分の身に一番近い者が出て来て相続することになって居るので、別にそういう法律が発布されて居る訳でもありませんけれども、習慣が自然の法律になって居りまして誰もそれに対し異議を唱える者がないのでございます。
第四十七回 公道を進む
死後の供養 その哀れなる老人二人が私にいろいろ仏法の事を尋ねますからねんごろに話してやりますと、誠に結構だ、どうかわれわれが死後に回向供養のためお経を読んで戴きたい、もう私どもは死んで後の事より外に何も望みがないと大層喜んだです。私は随分身体も疲労して居りますし余り道を急いで自分の身体を悪くしてしもうてもならんから、向うの頼みをさいわい数日間お経を読むことになった。ところがその長者はもし私がそこに止って居ることが出来るならば半季でも一年でも止って居て長く仏教の説明をして貰いたいという望みであったですがこれに応ずることは無論出来ない。長くここに滞在して居るとヒマラヤ山のロー州以来の思いがけない風説が伝わり伝わって私の身を危うする憂いがあるのみならず、いくら沢山着物を着てもどうもこの地の厳寒中の寒気に堪え得ることは出来ないだろうという想像がついたです。