Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
第六十八回 問答修業
その問答の遣り方
(〔麦の収穫の時には一人前麦一斗ずつ支給せられる。〕)それはごく不定ですが、とにかく年に十円位の収入があるです。其金をもらうために壮士坊主がその試験に応ずることが沢山ございます。私はいよいよ大学の生徒として一番始めの級へ入りました。するとそこには十四、五の子供から四、五十歳までの僧侶が居って問答を稽古しますので、その問答は我が国の禅宗のような遣り方とは全く違って居るです。それは余程面白い。また非常に活発である。甚だしきは他から見ますとほとんど彼は喧嘩をして居るのではなかろうかと見らるる程一生懸命にやって居るです。
第六十八回 問答修業
その問答の遣り方 の面白さ及び力の入れ方、声の発動、調子、様子というものがどうも実に面白い。まずどういう風になって居るかと言うに、答者は図面にあるごとくに坐って居る。すると問者の方は立ち上って数珠を左の手に持ちしずしずと歩んで答者の前に立ちます。そうして手を上下向い合せに拡げ大きな声でチー、チー、タワ、チョェ、チャンと言ってぽんと一つ手を拍ちます。そのチー、チー、タワ、チョェ、チャンというのは(〔はじめのチーは〕)文珠菩薩の心という〔種字〕真言なんです。