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Japanische Klassiker mit Furigana

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チベットりょこうき

チベット旅行記

河口 慧海

Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme

Aozora Bunko

カムの美人とラサの美人

誠にツーンとして情ないという有様が見えて居る。またその言葉の使い方もケンケンしていかにも女らしくない風がある。しかし悪い心は少ないようですけれどもとにかく愛の容貌を備えて居らない。その点においてはラサの婦人は実に愛嬌者です。いな、むしろ愛嬌者というよりも愛くるしいという方で、敬うべき点は少し欠けて居るようですけれども、とにかくラサの好色男子、いな、普通の男子をしてその心を悩殺せしむるに足るだけの容貌を備えて居るです。

しかし品格は普通下品な方です。物を喰い喰い道を歩いているところなどを見るといかにも下品である。中等下等の婦女子に至っては、いずれも小商人根性があって些細な事に齷齪する心がその品格までに現われて、何となくこせこせしたような様子が見えて居る。貴族の妻とてもやはり同様で、高尚なる品格いわゆる華族の妻として備えて居るような品格のある人を見ることはごく少ない。全くないともいえませぬが、まず普通は芸者上りの奥さんのような者が多い。

もっとも芸者上りでも長く経てば奥さん社会の風習に慣れて、品格の好くなる人もありましょうけれども、チベットではそういう品格の悪い女ばかりが貴族社会に居るのですから、いつまで経っても改る気遣いはない。