Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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チベットりょこうき

チベット旅行記

河口 慧海

Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme

Aozora Bunko

第百四十三回 大谷、井上、藤井三師の切諫

同窓の友を訪うて旧師に会す

第百四十三回 大谷、井上、藤井三師の切諫

同窓の友を訪うて旧師に会す 私はカルカッタのマハーボーデ・ソサイティに着き、ここに二、三日居りましたが、日本人も居りませず話をする人もなし、僅かにビルマの坊さんとかセイロンの坊さんばかりで余り感服しない。私の同窓の友で大宮孝潤という方がサンスクリット語研究のため、長くこの地に留学して居りますからそこへ尋ねて行きました。私は例のチベット服しかないからその服を着てずっと大宮さんの所に行ったです。大宮君はある商家の小綺麗な二階を借りて居られる。誠に綺麗好きな人で入るからが気持ちの好い室である。

私は階下の接客室へずっと入って行きましたが、日本語を長く使わなかったものですからちょっとうまく出ない。余程注意して居てもどうかするとチベット語が出てしまう。日本語より英語の方が幼稚ではあるが、使う場合が多かったものですからちょっと出やすい。

何しろそんな風で言葉を掛けることが不性になって居ったものですから、突っ立った切り大宮君を眺めて居りますと、大宮君もまた私の方をジーッと眺めて、トム・カハー・アドミヤハー(お前はどこの人か)という。