Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
人には添うて見よ
この人々は荷物を載け終る前に代る代る食事をすますのですが、その食事は羊、ヤク、山羊の肉が大部分を占めて居る。都会の地へ来れば豚も稀には喰うようです。このように荷物を負わせ食事がすむとそれから宵に張ったテントを片付けてそれも馬に背負わせ、自分の乗る馬は自分で鞍を付けてその馬に乗って自分の受持の五、六疋ずつの馬を追って行くのです。私の同伴は十六人ですがその内十五人は皆馬に乗り一人だけはラサ府へ修学に行く坊さんでそれは馬にも何にも乗って居らん。つまり同じ地方の者であるから一緒に連れ立って来たというような訳です。で私とその人とは歩いて行く都合ですから少しも早く出たらよかろうというのでその人と共に彼らの荷物を片付ける前から茶を飲んでそのテントの在る辺を出てだんだん東南の方へ進んで参りました。
人には添うて見よ 馬には乗って見よという喩もありますがその人はなかなかの学者自慢で自分は非常な学者のように思って居る。実際大分の学者ではありましたが仏教の要領は少しも知らない。またその細かな区別の存在して居ることも認めない。ただ広くぼんやりと知って居るように見られたです。