Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
奥中将を訪う
巡査が喧しくいったので三ルピーで荷物を持って行くことになった。
奥中将を訪う 中将の居らるる所までは二哩ほどしかないのですが、私がチベット服を着けて居るものですから荷持は早合点をして、ジャパニーズ・ゼネラルの居る所へと吩付けたに拘わらず、大変方向の違ったシッキムの王様の居る方へ連れて行った。というのは英領のシッキム人は皆チベット服を着けて居るからです。そこまではステーションからほとんど五哩もあるので夜明の七時頃着いた。ところがあに図らんやシッキム王のテントが張ってある。
「こりゃ違う」と思ったが、私はインド語は使えないから英語を知って居る人について「私は日本人の所へ行くのだからよく下僕にいってくれろ」と頼んだところがよく話してくれたけれど、荷持は疲れて居るから「行かれない」という。金を少しやるからとようやく賺して出掛けたです。僅か三哩か四哩しかないのですが、荷持は非常に疲れてなかなか動かない。私も御飯は喰わないし茶も飲まないので非常に腹が減って困難したが、ようやく十一時頃に中将の居られる天幕の中に着きました。そこは軍営になって居りましてその入口の所は英領インド政府の兵士が警護して居りまして容易に奥中将に遇わせない。