Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
本堂内の光景
其堂を通り抜けると中央に東西五間に南北六間位の庭がある。其庭もやはり一体に板石が敷き詰めてありますが其庭は下等の僧侶が集まってお経を読みまた茶を飲み麦焦しを食う所です。よい坊さんは本堂の内で喰うのですけれども下等の坊さんは皆その中庭に居るのです。その広庭を過ぎて正門すなわち西の方にある本堂中のいわゆる本堂に入る。この一体は皆本堂ですけれどもここに本尊様を祀ってありますから、仮に本堂中の本堂というて置きます。その本堂に入るに二つの入口があって南の方の入口はこの寺の坊さんらの入る道、また北の方は我々参拝人の入る道なんです。すなわち私共はその北の口からずっと入って見ますと実に金碧燦爛として何ともいえない感に打たれたです。
本堂内の光景 どこから形容してよいかどこからいい出してよいか分らん程錯雑して居るがなかなか立派です。惜しいかなその仏像の陳列の仕方が拙いので参拝人をしてそれ程に敬粛の念を起させない。つまりぞんざいな仏像画像及び経本等の博覧会に行ったような感じが起ったです。けれどもその天井を見ると五色の金襴あるいは綾錦の類をもって蔽われて居る。それから下には諸仏、諸菩薩及び妙王、金剛、薩の類の像などが三百余りもあって皆金色の光を放って居る。