Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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チベットりょこうき

チベット旅行記

河口 慧海

Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme

Aozora Bunko

法王政府のネーチュン

ですから神下しの坊さんには大変な金持があるです。現に

法王政府のネーチュン のごときは恐らくチベット中の金満家といわれる位に金があるです。そこで大抵高等ラマの化身は多く貴族の子供とか、あるいは金満家の子供、大商法家の子供というような者が多い。それがおかしいじゃありませんか。貧乏人の子供にラマの化身が宿らないと極めてあるように、ほとんど十中の九までは皆富貴の家からその化身が出るという一段に至っては、必ずその間に何かの事が行われて居るに違いない。それはただ表面から観察しただけでも分るですが、実際は全く妙な事が行われて居ますので、折々嫌な事を沢山耳にしたです。

まず自分の子が出来る前からして神下しの所に行って賄賂を遣って置くです。そうしてどこか良い寺へその子供をあるラマの化身だというて口入をして貰うのです。良い寺には沢山な財産がありますから、そういう風に申し込んで置くとその寺の財産を自分の子供が生れながらにして得らるることになるのであります。それは随分商売的の場合から言ったならば賄賂を沢山使っても余り損はないというようなものでしょう。それゆえに金を沢山贈る者があるんです。