Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
第三十一回 阿耨達池の神話(一)
巡礼の刀の錆
殺されるようなら安心してその巡礼の刀の錆になってしまうより外はないと決心して泊りました。
第三十一回 阿耨達池の神話(一)
巡礼の刀の錆 になると決心したもののしかしそのままそこに寝る訳にいかない。いろいろその巡礼と寺のありがたい事など物語って、ともかくその晩はゆっくり寝ることになったです。その翌日が即ち八月三日です。五人連れの巡礼も志す方向に進むというので、翌朝連れ立って西北の方に向い大きな川に沿うて進んで参りました。その川は東南の雪峰から流れ出してマナサルワ湖へ流れ込んで居る。広さは二町ばかりもあって大分に深そうな川です。
かれこれ一里半ばかり行って山の上に登った所に誠に澄み切った霊泉がある。その泉がチュミク・ガンガー(訳は恒河の源泉)というのです。そこで水を飲んでそれから北の方の山に登りますと大きな白大理石がある。その大理石の山のようになって居る岩下にまた大きな霊泉がある。その名をチュミク・トンガア・ランチュン(見歓自然生泉)という。その名のごとく実に見て喜び、自然に嬉しい思いが生ずるです。
大理石の中から玉のような霊泉が湧き出て居るんですから実に喜びの心に堪えない。