Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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チベットりょこうき

チベット旅行記

河口 慧海

Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme

Aozora Bunko

サンバ・シャル

それは蒜を沢山喰って蒜の香いのために酒の香いは消してしまうのです。まあそんな悪い事も、ありがたいラマの話も聞いて玉石混淆の道場を後にして、十二月十五日朝十時に其寺を出立しシカチェの町を横切って行くことほぼ一里にしてサンバ・シャル(東の橋)という大きな橋に着きました。

サンバ・シャル 長さは三町程で幅が四間ばかりある。この長さ三町の橋は日本のごとくに橋杭を打って向うまで架けてあるというものじゃあない。川の中に四、五間ずつ隔てて大きな土手を築いて居る。その土手は皆石で積み上げられて居る。それへそれに相応した長い木の柱を横たえてそれからその上に板石を敷き土を被せてある。欄干もやはり木で拵えてある、そういう具合にして三町幅の川を向うへ渡れるようになって居るですがこの川の名はツァンチュといいます。その川を渡って北に行くこと一里半ばかりにしてまたブラマプトラ川の岸に着いて、その川に沿うて東に降り行くこと五里ばかりにしてペーという村の貧しい農家に宿りました。するとその農家の内で私が見て変った感じを起しましたのは、五徳の横に積み立ててある薪はヤクの糞でなくって芝草の根なんです。