Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
東京の銀座通
しました。此人がまた後にチベットを出る時分に大変助けになった人ですから、ここに寄遇した事を言って置かないと後の事が分らない。ある日私はラサの目抜であるいわば
東京の銀座通 とも言うべきパルコルという道を廻って参りました。其街には商業家がいずれもみな店を張って居りますので、その店の張り方は別段他の国の遣り方と変った事はない。ことに露店も道の広いところには沢山あって、それらの売物は大抵日用品のみです。衣服に要する物、あるいは食物に要する物それから日用道具、その中にはもちろんチベットの物が大部分を占めて居りますけれども、次いで多いのはインド、カルカッタ、ボンベイ地方から輸入された物品である。その中で最も私の感じたのは日本の燐寸です。大阪の土井〔(亀太郎)〕という人が拵えた燐寸がチベットのラサ府の中に入って居るです。まだほかの物も入って居るですがその名が記してないから分らない。象の面が二つあるのと一つあるのと、それからまた一つの象を家のところから引き出して居るような蝋燐寸もあって、それにはメード・イン・ジャパンと書いてある。その面は赤い地に画を白く抜いてある。