Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
第八十二回 送嫁の奇習
送嫁の祭典と供養
それからまた花嫁の方で出してある酒の味がまずいとか肉が良いとか悪いとか、その他食物の調理の仕方が旨いとかまずいとかいって大いに論戦して果てしがつかんというような事もある。で、どっちが勝ったとか負けたとかいって誇り合うのを結婚の式に伴う普通の事の心得、花嫁の朋友親戚あるいは近隣よりいわゆる新聞種として世間に伝えられるという訳なんです。
第八十二回 送嫁の奇習
送嫁の祭典と供養 いよいよその当日になりますと娘の父、母は朝早くからまず送嫁の酒宴を開き、そして古教派いわゆる赤帽派の僧侶をして、その村の神々及び家の神々を祭らしめる。その祭典の趣意はその神々に対していいますには「今度某家の娘が某方へ嫁入を致します。ついては村の神様ならびに家の神々、どうかこの娘にお暇を遣わし下さるよう、この娘を余所に遣ったということをお怒りなされて害を与えられぬように願います。その代りにお経を読み供養をして今日お暇を貰うところの慰みを申しあげます」という次第で、この法式は大抵その僧侶の住する寺で行いますので、これと同時にチベット古代宗教のいわゆるポン教の僧侶をその家に招いて、その家ルー(龍王)、ルーというのはチベットではその家の財宝を司どって居る神さんである、殊に龍王がその家の運をよく守って居るものであるから、もしその龍王がその家に対し