Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
深夜雪山の旅行
深夜雪山の旅行 翌日夜の十二時に起きてもはや出立するといったところがテンバは大いに不平を鳴らしたけれども、この間は少し急がなくてはどういう事でまた後から追手が来ないにも限らないから、急いでその一軒家を出立することにしました。ところがテンバはどうもまだ真夜中のようでございます、どこの様子を見ても急に夜が明けそうにありませんと愚痴を溢して居るです。それはもうそのはずです。確かに十二時頃に出立したのですから……。
だんだん山の中へ登って行く程寂寥ではあり、雪もだんだん深くなって来るものですから先生大いに恐怖の念を懐いて、どうか私を先に遣ってくれという。ところで先に立たして遣ると向うの方に何か居るようだから一遍見届けてくれという。気の弱い奴で、何が怖いかというと何だか知らんが怖い、この辺には悪い神さんが沢山居るから何か悪戯をしやしないかと思って怖くてなりませんという。大丈夫だ、そういう神さんはお前ら一人で行くと危ないけれども、私と一緒に行くと滅多に悪戯をしないから安心して行けといっても余程怖いと見えてビリビリ震えて居る。
お前は私より歳が上で四十二だといって居るが子供のように怖がって居るではないか。