Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
十二月二十日は前夜来大分に雪が降りましたので朝未明に雪を踏み分けながら川に沿うて東南にのぼって参りますとブラマプトラ川の川洲――砂原のあちこちに夜来の雪が残って居ります。その間に鶴が幾羽か徐に歩みながら誠に高い清い声を放って居るです。その光景に寒さも忘れて幾つかの歌が出来ました。二つばかり申しましょう。
妙や妙玉のいさごの河原の
雪のまに/\群鶴の鳴く
おもむろに雪ふみわけつ妙鶴の
千代にかはらぬ道をとくかな
こういう美しい間を川の南岸に沿うて降って行くこと三里半ばかりにしてクルム・ナムセーという村に着き、ここで昼飯を喫して同じく川に沿うて二里ばかり東へ行きますと、川は東北の方へ流れ去り、本道は東南の山の中へ指して登って行くようになって居るです。その坂を登って行くこと一里半ばかりにしてシャブ・トンツブという村に着いて泊り、その翌日東に清らかな小さな流水に沿うて登ること一里半ばかりにして、その川流の岸に登って参りますと大きな岩山がありまして、山の麓にチャム・チェン・ゴンパ(大弥勒寺)という寺があって、その寺は名のごとく三丈五尺余の弥勒仏の像がございます。