Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
つまり辺鄙の地に稀に行われて居るので大抵はそういう事はしない方が多いのです。どうか憎まれでもするとそういう事をやられる。さてその花聟の家の門が開かれると同時に、花聟の阿母さんは酸乳とチェマとを持って来るです。チェマというのは麦焦しとバタと砂糖と小芋とを混ぜたものです。小芋はチベットで出来る自然生のもので、大きさは小指の先ぐらいで芋と同じ味、ごく堅くってうまいものです。この四つを混じて拵えたものをチェマという。チベットではこの酸乳とチェマとは非常な祝意を表するために用いるものです。
そこでこの二つの品を花聟の母は花嫁を始め送り迎えの人々に少しずつ遣りますと、彼らはいちいちこれを手の平に受けて舐るです。其式が終ってからその母の案内に従って堂内に入って行く。ここでまた酒宴が開かれる。ところで古教派の僧侶はまたその村の神様、家の神様に向い「この花嫁は某から貰い受けて今日より我が家の人となりました。ついては村の神様ならびに家の神様は今日以後この花嫁の庇護者とならんことを希います」と告げるです。そこで酒宴が開かれますと、花聟の阿父つぁん阿母さんは花聟および花嫁媒介人ならびに送迎人らに対して例の一筋ずつのカタを与える。