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Japanische Klassiker mit Furigana

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チベットりょこうき

チベット旅行記

河口 慧海

Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme

Aozora Bunko

死骸の料理

その平面の所は広さ十五、六坪もある。そこがすなわち墓場でして、墓場のぐるりの山の上あるいは巌の尖には、怖ろしい眼つきをした大きな坊主鷲が沢山居りますが、それらは人の死骸の運んで来るのを待って居るのです。まずその死骸の布片を取って巌の上に置く。で坊さんがこちらで太鼓を敲き鉦を鳴らして御経を読みかけると一人の男が大いなる刀を持って

死骸の料理 まずその死人の腹を截ち割るです。そうして腸を出してしまう。それから首、両手、両足と順々に切り落して、皆別々になると其屍を取り扱う多くの人達(その中には僧侶もあり)が料理を始めるです。肉は肉、骨は骨で切り放してしまいますと、峰の上あるいは巌の尖に居るところの坊主鷲はだんだん下の方に降りて来て、その墓場の近所に集るです。まず最初に太腿の肉とか何とか良い肉をやり出すと沢山な鷲が皆舞い下って来る。

もっとも肉も少しは残してあります。骨はどうしてそのチャ・ゴエにやるかというに、大きな石を持って来てドジドジと非常な力を入れてその骨を叩き砕くです。その砕かれる場所も極って居る。巌の上に穴が十ばかりあって、その穴の中へ大勢の人が骨も頭蓋骨も脳味噌も一緒に打ち込んで細かく叩き砕いたその上へ、麦焦しの粉を少し入れてごた混ぜにしたところの団子のような物を拵えて鳥にやると、鳥はうまがって喰って