Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
婦女子の習慣
ごく人には好かれ易いが、さて人から敬せらるるという品格のないのはいかにも欠点である。これは大方一人の婦人で多くの夫に仕えるからして、こういうような気風になったのであろうと考えました。
婦女子の習慣 の中で一番よくないと思うのは酒を飲むのと不潔な点である。日々の仕事の勤め振りはどうかというと、日本の婦女子に比するといかにも怠惰で足元にも寄付けないけれども、他の国の婦女子に比しては余程働くというてもよかろうと思うです。殊にラサの下等社会及び中等社会の婦人は、商売するのが自分の習慣のようになって居るものですから、何でも商売の掛引でやって居る。自分が夫を定むるにもやはりそういうふうである。で前にもいう通りチベット人は婦人とてもごく不潔です。
ラサ府の婦人はまあ顔を洗い手を洗う事位は知って居るけれども、その膚を見ると真黒である。つまり人の見るところだけちょっとよく洗って置くという位のもの。上等社会はまんざらそうでもない。なぜならば上等社会の婦女子は何にも仕事がないのです。ただ髪を洗うとか鏡を覗いてお粧りをするのが自分の仕事である。そのほかの仕事というたら、夫の仕事の助けをするのか邪魔をするのか知らんが、喧しく言立てるのが仕事なんです。