Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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チベットりょこうき

チベット旅行記

河口 慧海

Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme

Aozora Bunko

第百二十八回 ゲンパラの絶頂

チベット人の癖

先生らは皆酒を沢山持って飲みながらどうも別れが辛い、僅か四ヵ月位の旅ですけれども殊にインド辺りの熱い所へ行くのだから死なないようにして下さい、大変御恩になったのにお帰りになって今度また来られるかどうかその事も分らないといって皆泣き出したです。こちらはそれほどにも感じて居らんのですけれども、非常に泣き立てて送られたものですから私も荷持も泣き別れに別れました。やがてレブン寺の下を通り抜けてシン・ゾンカー駅に着いたのはちょうど日暮でその駅に泊ることにしました。

第百二十八回 ゲンパラの絶頂

チベット人の癖 五月三十日駅馬を雇いシン・ゾンカーを出立しましたが、その道々において荷持のテンバを少しく誡めなければならん事があったです。チベット人はいつも嘘を吐いたり仰々しい事を言うのが癖で、もし途中でこのお方は法王の侍従医だなんて、仰々しい事を言われるとかえって妨げになるだろうと思い、決してそういう事を言うてはならぬと誡めたに拘わらず、昨夜泊った所であのお方はどこの方かと尋ねた時分に「ありゃラマの化身である」と答えたのを聞いたです。それから其家ではわざわざ室を換えて床から何から皆別々にしてしまった。