Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

チベットりょこうき

チベット旅行記

河口 慧海

Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme

Aozora Bunko

さすれば今日はまだチベット暦の五月三日、今日明日に追手の追付く訳はないとしたところで、四、五日パーリー・ゾンに引留められて居りますとその間に追手が着くことになるです。下僕や荷物を持って居る私の旅行と違い、彼らは官命を帯び二人なり三人なり早馬で夜を日に継いで追蒐けましょうからどうしても六日間で追付かれる勘定です。詳しくいえばパーリー・ゾンで五日暇取るとすればチベット暦の五月八日まで掛る。で三日追手がラサを出立すると仮定すればちょうど私は関門内にぐずぐずして居る中に捉えてしまう訳です。

ですから常識の上から考えてはとてもこの五重の関門を無事に通り抜けるということはほとんど出来得ない事である。否全く出来ない事と考えにゃあならぬ。しかるに三昧の示すところは常識上どうしても考え得られないところの方向を取ることを示して居る。間道を取れば強盗及び猛獣の難あり、公道を取れば縲紲の辱めを受くる恐れあり、いずれの道を取れば無事に目的地に着く事が出来ましょうか。

第百三十二回 第一の関門

公道を取るに決す 私の考えるにはこれは常識上の道理に従わなければならぬ事であるけれども、一体どっちから行っても危険の度から言えば同じ事である。