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Japanische Klassiker mit Furigana

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チベットりょこうき

チベット旅行記

河口 慧海

Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme

Aozora Bunko

食糧を誰の与ふらん、ボウダの国のひとやには、日々に一度の食事さへ、片手にぎりの焼麦粉より、得られぬためし受けむには餓と凍えに果てやせん

まして無残の獄吏等は、それすら与へずうちはたく、この世からなる餓鬼地獄、絶えも入りたく思ふらん、獄屋の友を忍ぶにぞ絶えも入りたく思はるゝ

あはれなる哉吾友よ、我のラサ府にありし時、その身につみの及ばんを、知らぬこころゆ吾ために、尽せし君を我いかに、棄てゝや安く過すべき

人なみ/\の心より、思へば汝はこの我を、憎きものとぞ怨むらん、吾も斯くこそ思ひしが、法の庭にて汝にあひし、人の言の葉きゝけるに

汝がその人に云ひしには、吾はぬすみもいさかひも、なさざりしかど前の世の、罪のむくひの来りしか、あだ国人と知らざりし、やまとの人に交はりし

事のおきてに違ふとて、せめらるゝ事の苦しきも、過世のつみの滅びんと、思ふ心に忍べりと、聞ける吾身のいかにして、忍ばるべしや忍ばれん

この歌に顕われたよりもまだ私の苦しく感じた事は一通りではなかった。早く大王に遇ってかの国の法王へ上書したいものである。そうなりさえすれば、どうにかまた方法が立つであろうという考えにばかり駆られつつ待って居りますと、大王は二月の七日頃に首府に帰られたです。