Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
厳窟尊者の風采
その按手礼に四通りある。一は額頭礼、額を頭に付ける礼、一は按双手礼、それから按隻手礼と、按法器礼の四つでありますが、三つは前に言った通りで大抵分って居りましょうが第四番目のは普通に用いない。首府のラサでは法王がこの礼を用いるです。第二の府シカチェではパンチェン・リンボチェがこの礼を用いて居ります。それはそういう尊いラマが俗人の頭に手を着けるということが出来ないから、そこで采配のような仏器を拵えてその器で頭をさすってやるのが按法器礼であります。ちょっと見ると頭をぶんなぐって居るように見えて居るです。これはごく高等のラマが俗人に対する応答の礼です。そこで私が
厳窟尊者の風采 その尊者の風采を見ますとほとんど七十位の老僧で白髪にしてその言語の鋭いこと実に驚くばかりです。そうしてその容貌の魁偉にしていかにも筋骨の逞しきところは、ただその禅定だけやって坐って居るような人と見えないほどの骨格の逞しい人で、一見してぞっとするような凄みのある人でありますけれど、その行なうところを見るとそういう凄い殺伐の方でなくって、人に対して慈悲善根を施し人を愛するということにおいては実に驚くべき観念を持って居られた。