Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
第二十一回 山中の艱難
白巌窟を辞す
と答えた。それからその経文を持ち帰って読んで見たところが法華経に似たところのお経でありました。あるいは法華経の一部を抜き取ってこういうお経の名を付けたものではないかと思われたようなところもあった。それから例の履を繕わなければならんからその日もその儘泊り込みになってその翌日もまた泊り込み、でそのまた翌日尊者の所に逢いに行ってその大解脱経を読んだ所見についていろいろ問答をした。つまりシナ及び日本風の仏法とチベット風の仏法とが大分喧嘩をした訳であったけれども大いにこの尊者も悦んだ訳でありました。
第二十一回 山中の艱難
白巌窟を辞す 七月七日になお一度禅定者に会ってそれから履の修理をやりましたが、もちろん一度もやったことのない仕事だからその困難は非常なものでややもすると針を手に突き立てて飛び上るような痛い目を見る。そこで窟の主人が見兼ねてこういう風にするのだというて教えながら大方自分でやってくれました。これでまず履の用意も出来ましたから七月八日の朝十貫匁ばかりの荷物を背負って立つことになった。実はその時尊者の言うには是非麦焦しの粉を少し余計持って行かないとこれから先買うところがあるまい。