Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
ですから実に広大な川でまずこちらの川原を通り過ぎて川端へ着いたのです。ただ今申した通り時刻はちょうど宜しゅうございますからそこで清らかなる水を取ってまず昼飯を済まし、それから私は例のごとく身体に丁子油を塗った。しかし塗るのをその人たちに悟られてはいかないからお手水に行くという都合にしてある岡の蔭に隠れて油をすっかり塗って来たです。それからこちらに出て来てさあこれから入ろうといって川の中へ入ったです。で二人の人はその荷物を二つに分けて背負って行く。私を導いてくれる人は羊を引っ張って行く。それで十五、六丁ある水の流れて居る所を渡るのですが浅い所は腿ほどしかない。それも水は五、六寸位のもので底が見えて居るですがやはり砂の中に足が嵌り込むから腿まで入る。また深い所は大抵腰の上まである。
どうやら渡り終った所でその二人は荷物を卸した。私はその人々に礼物としてチベット流のカタというものを遣った。これは白い薄絹です。人に進物をする時分には物にその薄絹を添えて遣るのが礼です。もっともカタばかり贈って礼意を表することもあるからそれを一つずつ男たちに遣りました。するとその男たちの言うには、これから西北の山と山との間を通って行くと、マナサルワ湖の方へ出てカン・リンボチェに達することが出来る。