Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

チベットりょこうき

チベット旅行記

河口 慧海

Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme

Aozora Bunko

第五十八回 不潔なる奇習

卑陋至極

便所は犬の口

第五十八回 不潔なる奇習

卑陋至極 食器を自分の着物で拭く位の事は平気なもの、卑陋至極ではありますが彼らは大便に行っても決して尻を拭わない。またインド人のごとく水を持って行って左の手で洗うというような事もしない。全く牛が糞をしたように打棄り放し。しかしこれは少しも奇態な事ではないので、上は法王より下は羊追いに至るまでみなその通りですから、私のように隠れ場へ紙を持って行くというような事をしますと大変に笑われるのみならず不審を抱かれるです。子供などがそれを見付けますと大笑いに笑って向うの方に逃げて行ってしまう。実にこれには困りましたけれど、さてそれかと言ってどうも隠れ場へ行ってそのまま出て来ることは出来ないから、なるべく隠して紙を持って行ってどうにか向うの知らん中にうまく始末をして厠の中から出て来るという始末。これには実に閉口しました。それも家のあるところでは便所があるですが、テントのところでは便所というようなところはない。

便所は犬の口 なんです。どうもその西北原でテントの端でお便をして居りますと恐ろしい犬が四、五疋取巻いて横で見物して居る。気味の悪い事と言ったら始めはなかなかお便が容易に出ない。