Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
ヤクの皮でこしらえた船
第六十三回 法王宮殿の下に着す
珍しき柳の葉
それで
ヤクの皮でこしらえた船 があるんです。余程妙なもので、ヤク三疋の皮を集めて其皮を縫い合せ、その縫い目に水の浸み込まない物を塗り付けて水に浮べますので、冬でも沢山に渡人がなければその皮の船で渡るんです。そうですからチベットでは船という名を皮という字でもって現わして居ることがある。すなわちコーワと言えば皮と言うにも用い、また船と言うことにも用いて居る。もちろん皮の事でございますから湿気がひどくなりますと柔らかになって重くなる。だから半日位水に漬けて置くとまたじきに上に引き上げて日光に乾かしますので、その船は一人で背負って行くことが出来る。だからこの船をごく上流まで背負って行ってそこで荷物なり人なりを積んで、一日程なりあるいは二日程なりを降って来て荷物なり人なりを上げ終りますと、今言う通りまたその船を上げて乾かすというごく便利なものです。私共は大分に同伴が沢山あったので余程大きな船へ乗って向岸へ渡りました。
第六十三回 法王宮殿の下に着す
珍しき柳の葉 川の中の砂原を行くこと一里半ばかりにして山水明媚とも言うべき岩なりまた柳なり桃の樹なりがあるところに着いたです。