Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
それがチベット人は無上の愉快としていつも夏になるとリンカの宴を開きに行くことを待ち兼ねる位です。
それでその麦田の別荘に招待されて行くと六十余りの尼僧が居られる。其尼に付添の尼僧、女中というような者も七、八名も居るです。家はなかなか立派に出来て居る。天幕でなく板をもってうまく拵えてその外部は切布で張ってある。内部もいろいろ立派な模様晒布で張り付けてある。仮住居ですけれどもなかなか綺麗にしてある。そこへ招待された。老尼僧の言われるには、私はもう十五、六年間の病人でどうせ老病であるから治る見込はないが、名高いあなたに脈だけ見てもらって、よし治らなくても痛いところが少し助かりでもすればそれでよい、どうか一応診てもらいたいというお頼み。そこで容体を聞いたりいろいろ診察しますと僂麻窒斯です。さっそくカンプラチンキを拵えてやりました。
なお胃病も少しあるようですからその薬も遣った。それは非常によい薬でもないけれども一体信仰力が強いものですから、その信仰の力は恐ろしいもので、余り結構でない薬が実に結構に利いて、十五、六年このかた痛みのために夜はいつも寝られないで難渋して居ったというその痛みもどうやら取れて、幾分か歩くことも自由が利くことになった。