Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
貴族の家でも普通のうちの上等を用いて居るに過ぎぬ。
珊瑚珠は沢山輸入されて居るが日本のように無瑕の物は少なく虫の喰ったような物が多い。それでもチベット人は好んで付けます。色は日本婦人の最も好まない赤色、薄桃色もあるがそれは勅任官というたような者が髻の飾りに用いる。なかなか立派なもので、大きいのは一個百二、三十円もする。しかしそういうよいのはインドの方から来ずにシナの方からくるです。インドから入って来る珊瑚珠はみな虫の付いたような物ばかりで、そのほかごく安い枝珊瑚珠をちょっと切って、先を円めたような細長い玉を繋ぎ合わした数珠も沢山入って来るです。年々チベットに入る珊瑚珠は大変なもので、これ程という予算は取れないがその多くはネパールとカルカッタの方から入って来る。
下等社会では珊瑚珠が高いものですからガラス玉を沢山買うです。そのガラス玉は数珠にするのでいろいろの色合の数珠がラサ府の露店に晒されてありますが、それらは田舎の人が出て来て沢山買って帰る。それから日本で拵えた贋珊瑚珠も沢山入る。この珠には初め随分人が欺されて金を沢山出したですけれども、今では余り沢山来て居て本珊瑚珠と分ち得ることが出来るものですから人も欺されなくなって相場も下落しました。